| 関節リウマチ(RA)は多発性の関節破壊を特徴とする原因不明の炎症性疾患で、関節破壊の結果、日常の生活活動が著しく障害されます。
その病態には自己免疫性機序や炎症性サイトカインをはじめとするさまざまな炎症メデイエーターがかかわっているとされています。
RA患者の関節局所では、TNF-alpha, IL-1, IL-6などの炎症性サイトカインが過剰に作られ、関節破壊につながってゆきます(図1)。
動物モデルでは抗TNF-alphaモノクロナール抗体でTNFを中和したところ関節炎の劇的な改善が認められています。また、それにともなって、他の炎症性サイトカインであるIL-1, IL-6の濃度も低下しました。TNF-alphaを阻害することによってRAの病態をうまくコントロールできるのではないか、との期待がもたれレミケードが開発されました。
TNF-alphaを標的とした3つの製剤がすでに臨床応用されており、日本でも2003年7月に抗TNF-alphaモノクローナル抗体製剤であるインフリキシマブ(商品名:レミケード)がRAに適応が拡大されて使用されています。また、可溶性TNFレセプター製剤のエタネルセプト(商品名:エンブレル)も2005年4月に適応がとおりました。
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