- 血液検査(外部委託検査および院内迅速検査)
- 感染症迅速検体検査
- 生理学的検査(心電図、ホルター心電図、肺機能検査、血管進展性検査:ABI、PWV、エコー検査)
- 内視鏡検査
- 一般X線検査
- CT検査
- MRI検査
- 骨密度検査
当院で実施可能な検査をご説明します。
血液検査では、肝機能や腎機能、電解質などの生化学検査の一部も、院内迅速検査で当日に結果説明が可能となります(※2025年11月15日(土)より開始)。画像検査では、X線検査に加え、各専門医が施行するエコー検査、CT検査、MRI検査、骨密度検査も備えております。
血液検査
通常の外部委託検査と、院内迅速検査を病状・緊急性に応じて行っています。
院内迅速検査について
2025年11月15日(土)より、生化学検査の院内迅速検査を導入いたします。
院内迅速検査は採血後約10分~30分で結果を出すことができますので、初診・再診患者様に対し、必要に応じて診察前に採血を実施する「診察前検査」を導入し、当日の結果に基づいて診察をおこなっています。
検査項目によっては外部の検査会社に委託するため、当日に結果をお知らせできませんのでご了承ください。院内迅速検査は検査結果の判定まで多少時間を要しますので、受付時間によってはお受けできない場合もございます。外部委託検査と院内迅速検査の併用が難しい場合もございますので、検査内容によっては外部委託検査として提出する場合もございます。
詳しくはスタッフまでお問い合わせください。
- 血算
白血球数、赤血球数、ヘモグロビン濃度、血小板数
→炎症の程度や貧血等を確認します。 - 血糖
血糖値、HbA1c
→糖尿病の管理指標です - CRP
→炎症の数値を示し、感染症の指標となります。 - トロップTテスト
→急性心筋梗塞の診断に有用です。 - Dダイマー
→肺血栓塞栓症や深部静脈血栓症など、血栓(血の塊)ができる病気の診療に有用です。 - 生化学(※2025年11月15日(土)より開始します)
→肝炎などによる肝酵素の異常や脱水、腎機能障害、電解質異常、コレステロール異常を判定できます。- アルブミン
- AST
- ALT
- γ-GTP
- CK
- Cr (クレアチニン)
- BUN (尿素窒素)
- 尿酸値
- Na・Cl
- K
- T-cho (総コレステロール)
- TG (中性脂肪)
- HDL-cho (HDLコレステロール)
感染症迅速検体検査
以下の検査を行います。感染症が疑われる患者様は発熱外来 (※)にて診療します。
- インフルエンザ抗原検査
- 新型コロナウィルス抗原検査
- ストレップテスト (咽頭のA群溶連菌感染症を迅速に診断するための検査)
- アデノウィルス迅速測定キット
- 百日咳迅速検査
- RSウィルス抗原検査:(鼻咽頭ぬぐい液) 1歳未満が適用です
- マイコプラズマPCR
- 呼吸器パネル (BioFireⓇ SpotFireⓇ Rパネル) : 15種類の呼吸器感染病原体を約15分で判定。
※当院・他院でのコロナウイルス抗原検査施行歴が同月にある場合、保険適応上行えません。
生理学的検査
- 心電図、ホルター心電図 (24時間心電図)
→主に不整脈の有無を確認します - 肺機能検査
→喘息や肺気腫、間質性肺炎などの診療で行います - 血管伸展性検査:足関節上腕血圧比検査(ABI)、脈波伝播速度検査(PWV)
→動脈硬化の判定に用います - 超音波(エコー)検査
- 心エコー(心臓超音波検査):月曜午前、木曜午前、金曜日午前・午後に実施
- 頚動脈エコー検査:月曜日午前、木曜日午前、金曜日午前・午後に実施
- 甲状腺エコー検査:水曜日午前、金曜日午後(隔週)、土曜日午前(隔週)に実施
- 腹部エコー検査:火曜日午前、木曜日午前に実施
- 関節エコー検査:土曜日午前(月1回)と月曜日午後、火曜日午後、水曜日午後に必要に応じて実施
エコー検査は全て予約検査です。各科の専門医(循環器内科専門医、内分泌代謝科専門医、消化器科専門医、リウマチ専門医)が実施いたします。甲状腺エコー検査は首全体に検査用ゼリーをつけておこないますので、できれば前開き、あるいは首回りがあいた服装で来して頂けるようお願いいたします。腹部エコーは絶食空腹時に行いますので、朝食は控えて頂くようお願いいたします。ただし、お薬が処方されている患者様は、事前に医師のその旨をお伝えください。
内視鏡検査
上部消化管内視鏡検査(食道・胃・十二指腸):火曜日午前、木曜日午前に実施
下部消化菅内視鏡検査(大腸):火曜日午前、木曜日午前に実施
すべて予約検査です。消化器の専門医が実施いたします。食道、胃、十二指腸、大腸の内部の粘膜の状況を直接観察します。病変を直接観察できるほか、組織の一部を採取(生検)したり、当院では小さなポリープ切除などの治療を同時に行ったりすることも可能です。
一般X線検査
いわゆるレントゲン写真です。胸部、腹部、骨盤、四肢の長管骨、関節、脊椎などを撮影し、肺、心臓、腸管、関節、骨折の評価を行います。
CT検査
身体の輪切りの画像(断面図)を多数撮影し、臓器や血管、骨などの詳細な位置関係や病変を立体的に把握します。呼吸器疾患の診断、頭蓋内病変診断、がんの早期発見や進行度診断に広く用いられます。造影剤を用いると、より詳細に炎症や腫瘍の確認が可能となります。
MRI検査
脳や脊髄、関節、靭帯、筋肉、骨盤内臓器(子宮、卵巣、前立腺など)といった軟部組織の病変を詳細に調べます。強い磁石と電波を利用して画像化します。X線は使用しません。
骨密度検査
骨に含まれるミネラルの量(骨密度)を測定し、骨粗鬆症の診断や治療効果の判定を行います。当院では腰椎と大腿骨近位部にX線を照射するDXA(デキサ)法をもちいます。
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