呼吸器内科とは
長引く咳や痰、息切れ、胸部レントゲン写真異常など、気管支、肺に関する病気(具体的な疾患はこちら)の診断・治療を行います。
当院では、下記の曜日に、呼吸器疾患に強い複十字病院の呼吸器専門医の医師が診療を担当します。
- 火曜日の午前
- 第1・第3・第5土曜日
※完全予約制となります。電話・Web・LINEからご予約ください

当院の呼吸器外来の概要
- 呼吸器専門医による診療
複十字病院で呼吸器診療に従事する専門医2名が担当します。 - 一般呼吸器診療
- 胸部レントゲン写真異常
- 慢性咳嗽
- 気管支喘息
- 慢性閉塞性肺疾患:COPD(肺気腫)
- 肺炎・気管支炎治療
- 在宅酸素療法の導入・維持管理
- CPAPの導入・維持管理
- リウマチ膠原病疾患における連携診療
リウマチ・膠原病に伴う間質性肺疾患等の呼吸器合併症を、リウマチ専門医と呼吸器専門医が連携してマネジメントします。 - 免疫抑制療法に伴う感染症の管理
急性の感染症である細菌性肺炎等から、慢性・難治性の経過をたどることもある真菌感染症や非結核性抗酸菌症(肺MAC症など)といった、免疫抑制治療の副作用として切り離せない感染症について、診断・治療をリウマチ専門医と連携しながら調整します。確定診断のために気管支鏡等の検査を要する場合や、入院治療が必要な病状の場合は、複十字病院などの総合病院や大学病院へスムーズにご紹介します。
※3、4に関しては、次項で詳細を記載します。
当院の呼吸器外来の特徴
当院の特徴の一つに、11名のリウマチ専門医による膠原病を含むリウマチ性疾患の診療体制が整っていることがあります。
リウマチ・膠原病疾患では、全身の炎症がさまざまな臓器に及ぶことがあり、その中でも呼吸器疾患を合併する頻度が高いことが知られています。
代表的な病変としては、気道病変、間質性肺疾患、血管病変、胸膜炎などがあり、これらが複数同時に存在することも少なくありません。
間質性肺疾患の合併頻度は基礎疾患によって異なります。一般的には、
- 全身性強皮症(全身性硬化症)で最も高く、約70~80%、
- 多発性筋炎/皮膚筋炎で23~40%、
- 関節リウマチでは臨床的に意義のある間質性肺疾患が約10%程度にみられます。
一方、全身性エリテマトーデス(SLE)では、間質性肺疾患の合併は比較的少ないとされています。
また、膠原病に伴う気道病変としては、細気管支炎や気管支拡張症が含まれます。
特に関節リウマチではこれらが高頻度にみられ、非結核性抗酸菌症(NTM症)の発症リスクにも関係しています。
さらに、両者は画像や症状が似ており、鑑別(見分けること)が非常に難しい場合もあります。
この鑑別が重要なのは、治療方針が正反対になることがあるためです。
リウマチ・膠原病の治療では免疫抑制薬が中心となりますが、非結核性抗酸菌症は感染症の一種であり、過剰な免疫抑制は病状を悪化させる可能性があります。
したがって、免疫抑制治療を継続すべきか、中止して感染症治療を優先すべきかという判断が極めて重要になります。
こうした背景から、当院では複十字病院から2名の呼吸器専門医に来ていただき、リウマチ性疾患に伴う呼吸器疾患の診療を実施しております
呼吸器疾患を疑う症状
- 長引く咳
- 痰の量あるいは質の変化
- 息苦しさ(息切れ)
- 胸の痛み
- 検診や人間ドックで指摘された胸部X腺写真異常
- 当院の専門であるリウマチ膠原病疾患に伴う肺疾患
具体的な対応疾患
対象疾患は、下記のように多岐にわたります。
- 感冒(かぜ症候群)
- インフルエンザ
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 気胸
- 肺血栓塞栓症
- 各種膠原病
- サルコイドーシス
- 睡眠時無呼吸症候群