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関節リウマチは血液検査でわかる?正常でも否定できない理由

はじめに

「血液検査は異常なしと言われたのに、関節が痛い」
「CRPも正常、リウマチではないと言われたけれど不安」

このようなご相談は少なくありません。

結論からお伝えすると、血液検査が正常でも関節リウマチである可能性はあります。

この記事では、なぜそのようなことが起こるのか、どのように考えればよいのかをわかりやすく解説します。

なぜ血液検査が正常でもリウマチがあり得るのか

関節リウマチの診断は、血液検査だけで決まるものではありません。特に初期の段階では、血液検査に異常が出ないことがあります。

初期リウマチでは炎症が弱いことがある

発症して間もない時期や、り患している関節が手指・足趾などの小関節の場合などは、炎症がまだ軽く、CRPなどの炎症反応が上がらないことがあります。

個人差による影響

同じ病気でも、炎症の出方や血液検査への反映には個人差があります。症状があっても、血液に数値として現れにくいケースもあります。

正常でも安心できない検査項目とは

「血液検査が正常」と言われても、どの項目が正常だったのかが重要です。

CRP(炎症反応)

CRPは炎症の強さを示す指標ですが、正常でもリウマチを否定することはできません。

リウマチ因子(RF)

RFはリウマチで陽性になることが多い検査ですが、リウマチでも陰性の方は一定数存在します。

リウマチ因子(RF)に関しては以下のコラムもご参照ください。

抗CCP抗体

抗CCP抗体はリウマチに特異性の高い検査ですが、陰性のこともあります。

抗CCP抗体に関しては以下のコラムもご参照ください。

血液検査よりも重要なのは「関節の症状」

リウマチを疑ううえで最も重要なのは、血液検査よりも関節の症状です。

実際に、関節リウマチ患者さんの一定数は、リウマチ因子(RF)や抗CCP抗体が陰性です。
このようなタイプは「seronegative rheumatoid arthritis(血清反応陰性関節リウマチ)」と呼ばれ、報告によって差はありますが、全体の15〜30%前後を占めるとされています1

  1. De Stefano L, D’Onofrio B, Gandolfo S, et al.
    Seronegative rheumatoid arthritis: one year in review 2023. Clin Exp Rheumatol. 2023;41(3):554-564.

関節の症状については、以下のコラムもご参照ください。

注意すべき症状

  • 手や指の関節が腫れている
  • 関節を動かすと痛みがある
  • 朝に手がこわばる(30分以上続く)
  • 左右対称に関節症状が出る

これらの症状がある場合は、血液検査が正常でもリウマチの可能性があります。

画像検査で初めてわかることもあります

血液検査で異常が出ない場合でも、画像検査で炎症が見つかることがあります。

関節エコー(超音波検査)

関節内の炎症や滑膜の腫れを、早い段階から確認できます。

MRI検査

より詳細に炎症や骨の変化を評価することができます。

これらの検査は、関節リウマチの早期診断に非常に有用です。

こんな場合は早めに受診を

以下のような症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 関節の痛みや腫れが数週間続いている
  • 朝のこわばりが気になる
  • 痛む関節が増えてきている

リウマチは早期に治療を開始することで、関節の破壊を防ぐことができる病気です。

まとめ 血液検査だけで判断しないことが大切です

  • 血液検査が正常でもリウマチは否定できない
  • 初期では炎症反応が出ないことがある
  • RFや抗CCPが陰性でもリウマチの可能性はある
  • 診断は症状・血液・画像を総合して行う

違和感がある場合は、「異常なし」と言われてもそのままにせず、専門的な評価を受けることが大切です。

よくある質問

血液検査が正常なら様子を見ても大丈夫ですか?

症状が軽く短期間であれば経過観察になることもありますが、関節の腫れやこわばりが続く場合は受診をおすすめします。

どのくらい続いたら受診すべきですか?

目安として、関節症状が2〜4週間以上続く場合は一度評価を受けると安心です。

リウマチは早く見つけると何が違いますか?

早期に治療を開始することで、関節の変形や機能障害を防ぐ可能性が高くなります。

受診をご検討の方へ

血液検査で異常がないと言われたものの、「関節の痛みが続く」「リウマチではないか不安」という方は少なくありません。

特に、関節の腫れや朝のこわばりなどの症状がある場合には、血液検査だけでなく総合的な評価が重要です。

当院では、診察による触診、血液検査(CRP・抗CCP抗体・リウマチ因子)に加え、関節エコーなどを用いて、炎症の有無や原因を丁寧に評価しています。

血液検査が正常でも症状が気になる方、リウマチの早期診断についてご不安な方は、所沢市・新所沢駅近くの当院までご相談ください。
症状や経過を踏まえ、必要に応じて適切な検査・治療方針をご提案いたします。

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