健診で異常を指摘された方

健康診断の「要受診」をそのままにしていませんか

健康診断や人間ドックで異常を指摘されても、自覚症状がないため受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。

高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病(CKD)、脂肪肝などは、症状がないまま進行することがあります。また、便潜血、胃のバリウム検査、心電図、胸部X線などの異常から、追加の検査や精密検査が必要になることもあります。

当院では健診結果を確認し、再検査が必要か、治療が必要か、専門的な検査が必要かを判断します。

「どの診療科を受診すればよいかわからない」という場合は、まず内科へご相談ください。

どの診療科を予約すればよいですか?

健診結果だけでは、どの診療科を受診すればよいかわからないこともあります。その場合は、まず内科をご予約ください。

一方、心電図異常で循環器内科を希望される場合や、胸部X線異常で呼吸器内科を希望される場合など、受診する診療科が明確で専門外来の予約枠に空きがある場合には、直接専門外来をご予約いただくこともできます。

内科で診察した場合も、専門的な評価が必要と判断した際には、当院の各専門外来や大学病院・総合病院などの適切な医療機関へご案内します。

消化器の健診異常について

当院の消化器内科では、胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査を含む専門診療を行っています。

便潜血陽性、胃のバリウム検査異常、肝機能異常などの健診結果については、まず内科で結果を確認し、必要な検査を整理します。

内視鏡検査などの専門的な評価が必要と判断した場合には、当院の消化器内科または適切な医療機関へご案内します。

生活習慣病の検診異常

血圧が高い

健診時だけ血圧が高くなる場合もあるため、家庭血圧なども確認しながら高血圧症かどうかを評価します。

高血圧と診断された場合には、年齢、腎機能、糖尿病などの合併症も考慮して治療方針を決めます。

血糖・HbA1cが高い

空腹時血糖やHbA1cなどを確認し、糖尿病やその前段階にあたる耐糖能異常がないかを評価します。

糖尿病と診断された場合には、血糖だけでなく、腎臓、眼、神経、動脈硬化などの合併症についても確認していきます。

LDLコレステロール・中性脂肪が高い

脂質の値だけではなく、年齢、血圧、糖尿病、喫煙歴なども含めて動脈硬化のリスクを評価し、治療が必要かを判断します。

肝機能異常・脂肪肝を指摘された

AST、ALT、γ-GTPなどの異常や脂肪肝を指摘された方の診療を行っています。

肝機能異常には、脂肪肝、飲酒、薬剤、ウイルス性肝炎などさまざまな原因があります。特に脂肪肝は、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧などの生活習慣病と深く関係しています。

健診結果や生活習慣、服薬状況などを確認し、必要に応じて血液検査や腹部超音波検査などで評価します。

尿酸値が高い

高尿酸血症は痛風の原因となるほか、腎機能や生活習慣病とも関連します。

尿酸値、痛風発作の有無、腎機能、尿路結石などを確認しながら治療方針を検討します。

腎臓・尿の検診

クレアチニンが高い・eGFRが低い

クレアチニン高値やeGFR低下を指摘された場合には、過去の検査結果と比較し、一時的な変化なのか、慢性腎臓病(CKD)として継続的な管理が必要なのかを評価します。

高血圧や糖尿病などが腎機能低下の原因となっていることもあります。

尿蛋白を指摘された

尿蛋白は、高血圧や糖尿病に伴う腎障害のほか、糸球体腎炎などの腎疾患で認められることがあります。

必要に応じて尿蛋白量を詳しく評価し、腎機能とあわせて経過を確認します。

尿潜血・血尿を指摘された

尿潜血が陽性でも、必ずしも腎臓病があるとは限りません。

尿沈渣などを確認し、腎臓由来の異常を考えるのか、尿路結石や膀胱・前立腺など泌尿器科領域の評価が必要なのかを判断します。

尿路・膀胱・前立腺などの異常が疑われる場合には、泌尿器科外来での診療も行っています。

消化管の検診の異常

便潜血が陽性

便潜血検査が陽性でも、必ずしも大腸がんというわけではありませんが、大腸ポリープや大腸がんなどの疾患が隠れている可能性があります。

まず内科で、健診結果や症状、これまでの検査歴などを確認します。

大腸内視鏡検査などの精密検査が必要と判断した場合には、当院の消化器内科または適切な医療機関へご案内します。

便潜血検査をもう一度行って陰性だったとしても、精密検査が不要になるとは限りません。自己判断せず、一度健診結果をご持参ください。

胃のバリウム検査で異常を指摘された

胃部X線(バリウム)検査で、要精密検査、ポリープ、粘膜の異常などを指摘されることがあります。

まず内科で、健診結果に記載されている所見や症状を確認します。

胃カメラなどによる精密検査が必要と判断した場合には、当院の消化器内科または適切な医療機関へご案内します。

受診について

便潜血陽性や胃のバリウム検査で異常を指摘された方は、まず内科へご相談ください。

心臓・循環器の検診異常

心電図異常・不整脈を指摘された

健康診断の心電図で、期外収縮、心房細動、徐脈、頻脈などの不整脈や、その他の心電図異常を指摘されることがあります。

内科でまず健診結果を確認することもできます。

一方、心電図異常や不整脈について循環器内科での診察を希望され、予約枠に空きがある場合には、直接循環器内科をご予約いただくこともできます。

動悸、息切れ、胸痛、めまい、失神などの症状の有無を確認し、必要に応じて心電図、ホルター心電図、心エコーなどによる追加評価を行います。

循環器内科での診療について

肺・呼吸器の検診異常

胸部X線で異常を指摘された

健康診断の胸部X線検査で、肺の影、結節影、胸膜の異常などを指摘されることがあります。

まずは健診結果や過去の画像、咳・痰・息切れなどの症状、喫煙歴などを確認し、追加の検査が必要かを判断します。

異常の内容によっては、胸部X線の再検査やCTなどによる精密検査を行います。より専門的な画像検査が必要な場合には、適切な医療機関へご紹介します。

なお、胸部X線で「心陰影の拡大」など心臓の異常を指摘された場合には、循環器領域の評価が必要となることがあります。

肺機能検査で異常を指摘された

健康診断や人間ドックの肺機能検査で、肺活量や1秒率などの異常を指摘されることがあります。

1秒率の低下は気管支喘息やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの閉塞性換気障害でみられることがあり、肺活量の低下では拘束性換気障害などを考える必要があります。

健診結果だけでなく、咳・痰・喘鳴・息切れなどの症状、喫煙歴、胸部X線所見などもあわせて評価します。必要に応じて肺機能検査を再評価し、呼吸器疾患が疑われる場合には専門的な診療につなげます。

血液の検診異常

貧血を指摘された

健診でヘモグロビン低値を指摘された場合には、まず内科で原因を評価します。

ヘモグロビン値だけでなく、赤血球の大きさ、鉄の状態などを確認し、鉄欠乏、出血、慢性疾患などの原因を考えます。

鉄欠乏性貧血などでは、単に鉄を補充するだけでなく、月経や消化管出血など、貧血の原因について追加の評価が必要となる場合があります。

必要に応じて消化器内科などの専門診療へご案内します。

甲状腺・内分泌の検診異常

甲状腺の異常を指摘された

甲状腺腫大やTSH・FT3・FT4などの甲状腺ホルモンの異常を指摘された場合には、内科で健診結果を確認し、必要な追加検査を行います。

橋本病、バセドウ病などの可能性を評価し、甲状腺の腫れや結節を指摘された場合には超音波検査なども検討します。

内分泌・代謝内科の予約枠に空きがあり、専門外来での診察を希望される場合には、直接ご予約いただくこともできます。

リウマチ・膠原病に関連する検診異常

RF(リウマトイド因子)が陽性

健康診断や人間ドックでRF(リウマトイド因子)陽性を指摘されることがあります。

RFが陽性だからといって、必ず関節リウマチというわけではありません。

症状や診察所見に応じて、抗CCP抗体、炎症反応、関節エコーなどの検査を検討します。

リウマチ科から、ご相談ください。

詳しく知りたい方へ

その他の健診異常

健康診断では、ここで紹介したもの以外にもさまざまな異常を指摘されることがあります。

「要経過観察」「要再検査」「要精密検査」と書かれているものの、どの診療科を受診すればよいかわからない場合は、まず内科へご相談ください。

健診結果を確認し、当院の内科で経過をみるのか、追加の検査を行うのか、専門外来や大学病院・総合病院などでの評価が必要なのかを判断します。

受診時には健診結果をご持参ください

受診の際には、今回の健康診断の結果をご持参ください。

可能であれば過去数年分の健診結果もお持ちいただくと、以前から同じ異常が続いているのか、最近になって変化しているのかを比較できます。

初めて当院を受診される方へ

初診時の持ち物や予約方法については、クリニック案内をご確認ください。

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