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リウマチのX線検査で何を見る?骨びらんとは

はじめに

「リウマチでレントゲンを撮りましょうと言われた」
「骨びらんがあると言われたけれど、どういう意味?」

関節リウマチでは、診断や経過観察のためにX線検査(レントゲン検査)が行われます。

特に重要なのが、「骨びらん(こつびらん)」と呼ばれる変化です。

この記事では、関節リウマチのX線検査で何を見ているのか、骨びらんとは何かについて、わかりやすく解説します。

関節リウマチに関して詳しく知りたい方は、以下のページもご参照ください

X線検査(レントゲン検査)とは?

X線検査は、骨や関節の状態を確認する画像検査です。

X線検査の特徴

  • 短時間で撮影できる
  • 多くの医療機関で行える
  • 骨の変化を確認しやすい

関節リウマチでは、主に手や足の関節を撮影することが多く、関節破壊の有無や進行を評価します。

リウマチのX線検査で何を見ているのか

関節リウマチでは、炎症によって関節や骨に変化が起こります。

X線検査では、主に以下のような所見を確認します。

関節裂隙狭小化(かんせつれつげききょうしょうか)

関節の隙間が狭くなっている状態です。

炎症によって軟骨が傷つくことで起こります。

当院自験例。右手手根骨の関節裂隙が狭小化している

骨びらん

骨の一部が欠けたように見える変化です。

関節リウマチに特徴的な所見のひとつで、関節破壊を示します。

※以下の画像は、左3指のDIP関節に骨びらんを認めます。関節リウマチ患者において、DIP関節に病変を認めることは稀ですが、2%程度の頻度でDIP関節にも病変を認めうることが報告されています。

当院自験例。左3指DIP関節に骨びらんを認める。

関節変形

病気が進行すると、関節の形そのものが変化することがあります。

指の変形などが代表的です。

骨びらんとは?

骨びらんとは、炎症によって骨が部分的に壊されてしまった状態です。

関節リウマチでは、滑膜炎(関節の炎症)が続くことで、骨や軟骨が徐々に傷ついていきます。

なぜ骨びらんが起こるのか

関節リウマチでは、炎症を起こした滑膜からさまざまな炎症性サイトカインが放出されます。

その影響で破骨細胞が活性化し、骨が溶かされることで骨びらんが形成されます。

骨びらんが重要な理由

骨びらんは、単なる炎症ではなく、「関節破壊が起きている」ことを意味します。

そのため、

  • 治療の必要性
  • 病気の進行度
  • 今後の予後

を考えるうえで非常に重要な所見です。

X線検査だけで早期リウマチはわかる?

実は、早期の関節リウマチでは、X線検査で異常が出ないことも少なくありません。

初期では骨変化がまだ起きていない

リウマチの初期では、炎症はあっても、骨びらんまで進行していないことがあります。

そのため、レントゲンでは「異常なし」となることもあります。

早期診断には関節エコーやMRIが重要

関節エコーやMRIでは、X線より早い段階で炎症を確認できることがあります。

特に、

  • 滑膜炎
  • 関節液
  • 骨髄浮腫

などは、早期診断に重要です。

関節エコーに関しては、以下のコラムもご参照ください。

X線検査はどんなときに行う?

関節リウマチでは、以下のような場面でX線検査を行います。

診断時

関節破壊がすでに起きていないか確認します。

経過観察

治療中に関節破壊が進行していないかを評価します。

他の病気との区別

変形性関節症など、他の関節疾患との鑑別にも役立ちます。

X線検査のメリットと限界

メリット

  • 骨の変化を確認しやすい
  • 短時間で撮影できる
  • 全国どこでも受けやすい

限界

  • 初期の炎症は映りにくい
  • 軟部組織は見えにくい
  • 早期リウマチでは正常のこともある

そのため、症状や血液検査、関節エコーなどと組み合わせて総合的に判断します。

まとめ|X線検査は関節破壊を評価する重要な検査

  • X線検査では骨や関節の変化を確認する
  • 骨びらんは関節リウマチに特徴的な所見のひとつ
  • 骨びらんは「関節破壊」を意味する
  • ただし、早期ではX線で異常が出ないこともある
  • 必要に応じて関節エコーやMRIを組み合わせる

関節リウマチでは、早期診断・早期治療がとても重要です。

よくある質問

骨びらんがあると治らないのですか?

一度できた骨びらんは完全には元に戻りにくいとされています。
そのため、早期発見・早期治療が重要です。

レントゲンが正常ならリウマチではないですか?

初期のリウマチではX線検査が正常のこともあります。
症状や他の検査を合わせて判断します。

どのくらいの頻度でX線検査を行いますか?

病状や治療内容によって異なりますが、経過観察のため定期的に撮影することがあります。

受診をご検討の方へ

関節の痛みや腫れが続いているものの、「レントゲンでは異常なし」と言われ、不安を感じている方は少なくありません。

関節リウマチでは、早期の段階ではX線検査で異常がはっきりしないこともあります。

当院では、血液検査に加え、関節エコーなども用いて、滑膜炎や関節炎の有無を総合的に評価しています。

関節症状が続く方や、リウマチの早期診断についてご不安な方は、所沢市・新所沢駅近くの当院までご相談ください。
症状や経過を踏まえ、必要に応じて適切な検査・治療方針をご提案いたします。

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